Web制作会社をやってて、新規のWebサイト制作の受注は年々厳しくなってきています。そんな時代背景のなかで、できるだけ取りこぼしなく、受注率を上げるためにはどうしたらいいでしょうか?
ニ律相反となりますが、できるだけ手間をかけつつ、効率的に提案の数をこなす必要があります。
そのためには、テンプレートを使えるなら使っていきます。
今回は、Webサイト制作のプレゼン資料テンプレートをご紹介します。
なぜテンプレートが必要なのか?
テンプレートを使うことで、時間短縮で資料が作成できますし、受注前なら、受注の確率が上がる資料となるからです。
テンプレートがあれば、誰でも簡単にプレゼン資料が作れられます。ぜひ参考にしてみてください。
ノンデザイナーでも簡単に使えるツールのご紹介
ここでは、テンプレートがたくさん詰まったテンプレートサイトをご紹介します。
ノンデザイナーなら、Canva(キャンバ)
Canva(キャンバ)は、誰でも簡単に画像を作ることができるツールです。ノンデザイナーであっても、プレゼン資料のテンプレートに情報を当てはめていけば作ることできます。
国内最大レベルのテンプレートなら、bizocean(ビズオーシャン)
bizocean(ビズオーシャン)は、日本で最も大きなテンプレートサイトの一つです。こちらでないテンプレはほぼないと言っても過言ではありません。
テンプレの種類は、多岐にわたり、下のようなものが備わっています。
テンプレの種類
企画書、工程表、報告書、営業日報、領収書、プレゼン資料、請求書、見積書、資金繰り表、インボイス、グリーティングカード、人事評価表、季節の挨拶状、委任状、注文書、納品書、スケジュール表など。
デザインの参考にもなる、slideshare(スライドシェア)
slideshare(スライドシェア)は、企画書やプレゼン書を中心にしたさまざまなスライドが詰まっているサイトです。
海外のスライドも多いですが、日本語の企画書・プレゼン書もたくさんあります。
デザインの参考にもなるので、時間があるときに見てみるとも面白いです。
新規でウェブサイトを作る
新しくウェブサイトを作る場合、競合調査も一からやらないといけません。リニューアルの場合、すでに現状分析や競合調査を終えていて、データがある場合があります。
一方、新しくウェブサイトを作る場合は、すべてゼロからである場合が多いです。そのため、リニューアルよりも調査や分析などの、作業量が多くなりがちです。
それらをふまえて、作成前の調査作業などにかける時間を多めに見積もっておきましょう。
Webサイトの新規作成のテンプレート
ここで、Webサイト新規作成のテンプレートをご紹介します。この構成に沿ってプレゼン資料を作成すれば、漏れのない、分かりやすい、受注しやすいプレゼン資料となります。
表紙
市場分析
現状分析
競合調査
マーケティング結論
具体的な集客方法
Webサイトの運用案を説明
サイトマップ前
サイトマップ後
具体的なレイアウト構成
ワイヤーフレーム
課題
スケジュール
予算
まとめ
Webサイト制作のプレゼン資料テンプレートの特徴
ここでは、Webサイト制作のプレゼン資料テンプレートをご紹介します。
まずは市場調査
市場調査や現状分析などをまずはおこないます。ここで実際の問題点を列挙していきましょう。問題点を列挙することによって、客観的なデータをはっきりさせます。主観で話をしないという宣言する意味も込められています。
主観で話をしてしまうと、パワーバランスで方針が変わることが中小企業が顧客の場合、よくあります。そうなると、どうしても収益性が低下したり、結果が上手く出なかったりします。
そうならないために、客観的なデータに基づいて、新規サイト作成することを宣言するという意味も含めて、まずは現状分析したデータを出します。
Webサイトの運用案を説明する
競合調査や現状調査したデータをもとに、Webサイトでどうマーケティングしていったらいいのか、どう集客すべきかというのを策定します。
Webサイトへ動員は、検索エンジン経由、広告、SNS運用などのどれを最大化させるのか、たとえばSEOを強化させるなら、コンテンツ作成をどのようにおこなうのか。
SNSを強化させるなら、どのようにSNS運用をおこなうのか?を提案します。
Webサイトのページ構成やレイアウトを説明する
つぎに、同じ集客方法の考え方をWebサイトのページ構成やレイアウトに落とし込んだものを説明していきます。
ここでは、行動経済学や心理学、ダイレクトマーケティング、NLPなどの理論や手段をもとに提案内容を策定していきます。
行動経済学やダイレクトマーケティングの中でも、
プライミング効果、松竹梅の法則、アンカリング効果などと言われる方法を用いたり、
行動経済学ではプロスペクト理論やバイアスなどと言われる理論を用いて、より効果的にメッセージを伝えられるWebサイト運用を提案いたします。
それには、サイトマップやワイヤーフレームを活用します。
課題をしっかりと書いておく
Webサイト作成の前に、問題点をはっきりさせておきます。ここには、たとえば、目標と実現までのリソースや予算が少ないとか、準備不足になる可能性など、顧客に言いにくいことも書いておきます。
スケジュールと予算は最後に
スケジュールも分からない部分は仮定で書いておきます。これによって、すでにここまで想定しているのかというアピールに使えます。
予算を伝えるのは、一番最後にしましょう。もしくは、プレゼンでは概算でも構いません。
予算の確定金額はできるだけ後にすることによって、他の業者と比較したり、他の業者に依頼するのが難しくなるように引っ張る効果もあります。
まとめ
今回は、Webサイト制作のプレゼン資料テンプレートをご紹介しました。