シャーロック・ホームズ 青い紅玉のあらすじとネタバレ

青い紅玉

今回は、シャーロック・ホームズの青い紅玉についてご紹介します。

あらすじ

クリスマスの時期にぴったりの物語である、本作は、意外な序章からストーリーがはじまります。

クリスマスの2日後、シャーロック・ホームズの元に、メッセンジャーのピーターソンが奇妙な拾い物を携えて訪れる。それは、質屋の店員が酔っ払いに襲われ、残された帽子とクリスマス用のガチョウだった。ガチョウを調理しようとしたピーターソン夫人は、なんとその胃袋の中から高価な青い宝石を発見する。

ホームズはこの宝石に見覚えがあった。それは、最近新聞で報じられた、伯爵夫人のホテルから盗まれた「青いカーバンクル」だったのだ。ホームズは、帽子に残された手がかりから持ち主の人物像を推理し、新聞広告で名乗り出るよう呼びかける。

指定された時間に現れたのは、ヘンリー・ベイカーという名の男性だった。彼は博物館で働き、質素な暮らしを送っていた。ホームズはベイカー氏にガチョウの入手先を尋ね、そこから宝石の足取りを追っていく。

調査の結果、ガチョウはベイカー氏が所属する「ガチョウクラブ」のクリスマス抽選会で手に入れたものだと判明する。ホームズはガチョウの仕入れ先を突き止め、最終的にホテル・コスモポリタンの客室係ジェームズ・ライダーにたどり着く。

ライダーは、宝石を盗み、ガチョウに隠したことを認める。彼は窃盗の前科がある配管工に罪をなすりつけようとしたが、良心の呵責に耐えかねていた。ホームズはライダーの反省の弁を聞き、彼を警察に引き渡すことはせず、二度と犯罪に手を染めないよう諭すのだった。

クリスマスの精神に免じてライダーを許したホームズは、ワトソンと共にささやかながらも温かい夕食を囲み、この奇妙な事件の解決を祝うのであった。

物語の構成

青い紅玉の挿絵

宝石が盗まれたと発覚

ピーターソンが帽子とガチョウを拾ったとホームズに相談する

ガチョウの胃袋から青い紅玉(ブルーカーバンクル)が見つかる

ホームズは帽子の持ち主を新聞広告で探し、話す

帽子の持ち主は青い紅玉とは関係がないことが分かる

ガチョウの入手先を調べる

ガチョウの入手先である市場で犯人らしき人物を見つける

ホームズは犯人らしき人物であったライダーを問い詰める

ライダーは自白する

ライダーを逃がす、ジョン・ホーナーを警察に行って釈放する

無事解決

登場人物

ピーターソン

シャーロック・ホームズ

ワトスン

ライダー

ヘンリー・ベイカー

ジョン・ホナー

物語の良い点

日常のささいな点から宝石強盗事件が解決されるという点

ホームズの推理力によって帽子の持ち主からガチョウの入手先をすばやく特定したという点

物語の悪い点

アクションシーンがない

ホームズが推理しなくても事件は警察が解決できそう

物語中のセリフ

なにするんだよー

何をしている

与太者どもも酔っ払いの被害者も逃げてしまった。私としては正当の持ち主に戻したいのだが持ち主が分からないので。

かみさんと相談して、ガチョウと帽子の持ち主も相談しようと、ご迷惑じゃなかったでしょうか。先生

共犯がいるようで賞金がものをいう。伯爵夫人はブルーカーバンクルを発見したものに1000ポンドを出すことにしたんだぞうだ。

ジョン・ホナーは無実を訴えている。裁判中に気絶して外に放り出された。

古帽子の検討のお邪魔をしたようだね。そのくたびれた帽子からなにかわかったのかね。

まとめ

今回は、シャーロック・ホームズの青い紅玉についてご紹介しました。